【ボランティア団体、NPOへの「批判」、「クレーム」の心理的観点からの読み解き】

2017年12月16日 5時33分19秒 (Sat)

震災後現地で活動するボランティア団体やNPOへの「批判」「クレーム」について、なぜそういったことが起こるのか、心理学的観点からの現象の読み解きを早稲田大学院客員准教授の西條 剛央 先生がまとめておられます。

震災やNPOボランティアについてツイートされてますが、それ以外にも当てはまる話だなと思ったのでご紹介します。
↓↓↓
 
現地で活動をしているボランティア団体やNPOで、「批判」「クレーム」をされないところはありません。無償で現地のニーズに答える活動をしているだけなのに、なぜそういったことが起こるのでしょうか? 今日は心理学的な観点からその現象を読み解いてみたいと思います。 
 
そもそも「クレーム」と「建設的提案(批判)」の違いはどこにあるのでしょうか? それは意見内容そのものではありません。そうではなく、執拗か、さらっとしているか、で見分けることができます。
 
建設的提案とは、現地の「状況」と被災された方々への支援という「目的」を踏まえてなされるものです。あくまでも目的を実現するために、さらにどうしたらよいかという観点からさらっと提案してみる、というスタイルです。
 
たとえば、「とても素晴らしい活動と思うのでぜひ進めてください。ついては現地の~~といった状況を踏まえれば、こういった方法もありかもしれません。ご勘案いただければと思います。応援しています。お返事は不要です。」といった具合です。
 
こうしたメッセージに多くのボランティアスタッフが励まされ、なるほど、というアイディアを得て、さらにプロジェクトを進めることができており、スタッフ一同心から感謝しております。
 
こうした建設的提案をされる方は、“心の底から”被災された方々のために、と考えておられます。そのためにおのずと、丁寧な表現になりますし、いつもさらっとしています。尊大な表現や執拗さによって相手のエネルギーを奪うことが被災者支援の妨げになると知っているからです。
 
それに対して「クレーマー」は、表向きは被災者のためを装っていますが、実は「自尊心」を軸に動いています。ですから“執拗にならざるをえない”のです。
 
ある種の人は(ごくごく一部の人ですが)、自分も関心の強い分野で目覚ましい活動をしている人が目の前に現れると、何もしていない自分の価値が相対的に低下したような気分になるのです。そこで無意識レベルで防衛的な反応が現れます。
 
相手の活動にいかに不備があるのかを探そうとします。相手の価値を下げることで、自分の価値低下を防ごうとするのです。さらに巧妙な方法としては、「素晴らしいとされる人たちの活動を監視している監査役」としての自己価値を担保するという人も出てきます。
 
執拗に探した結果、うまいこと不備が見つかれば、それこそ鬼のクビをとったかのようにあげつらって、「自分こそ素晴らしい人である」ということを声高に宣言することができます。しかし、その根底には「被災者支援」の面影はどこにもありません。ただ「自尊心」だけがそこにあります。
 
しかし、このことに当人は気づきません。周囲が気づいていても当人だけは認めません。この深層心理に気がついてしまったら、自己価値は担保できなくなるためです。むしろ強固に気がつかないように防衛ラインが張られている、といってもよいでしょう。
 
ですから、そういう人は「執拗な正義の味方」としてあらわれるのです。
 
人間は“執拗に”何かをするとき、そこには必ず強い心理的なこだわりがあります(もちろん僕もそうです)。そこに留まって何かを続けるためには、相当なエネルギーを要しますから、なんらかの心理的なこだわりがあると仮定しなければ、そうした現象は起こらないためです。
 
そのため、現地で活動をしているボランティア団体やNPOで、「批判」「クレーム」をされないところはない、ということになるわけです。そうしたこともあって、僕はふんばろうでは、エネルギーを前に進む方向に注ぐために、当初から5%以内のミスや批判は気にしないでいくという方法を共有しました。
 
当然ですが、ボランティアをしようがしまいが、それは自由です。「人間は他者の自由意志(自由に生きる権利)を阻害しない限り自由に生きる権利があるということを、お互いに認め合いましょう」というのがヘーゲルの唱えた「自由の相互承認」という考え方です。
 
今回は故郷がめちゃくちゃになり、大好きなおじさんも行方不明になったりといったことが重なって、こうして活動をしていますが、僕はこの震災前にいわゆる「ボランティア」をしたことはありませんでした。
 
しようがしまいが本当に自由なのだと思います。ですから、僕は支援活動にご協力をお願いします、とはいいますが、ボランティアをしない人は罪です的なことを言ったことは一度もありません。それらは自由の相互承認という観点からすると、まったくもって似て非なる言説なのです。
 
ところが、クレーマーは、「ボランティア活動をしたい」という人の自由に生きる権利を奪おうとします。これは自由の相互承認という近代哲学の原理(基本中の基本)からみても、反則なのです。
 
人に迷惑をかけない限り、自由に生きる権利があります。何もしなくてもよいのです。ですが、ボランティアをしている人に迷惑かけてはいけません。ですから、「執拗な正義の味方」には、「何もしなくてもよいから、黙っている勇気は持とうね(人の自由意志は妨げないでね)」と言いたくなるわけです。
 
もちろんこの台詞は、当人に響くことはほぼありません。自尊心を保つためにも認めるわけにはいかないので、何いっているんだかと思うのみです。ただこれを読んでいる多くの人にとって、「なぜボランティアが批判されるのか?」を理解する一助にはなると思います。
 
そして忘れてはならないのは、そうしたクレーマーはボランティアをする人にとっては「はた迷惑」なことは確かなのですが、“一生懸命生きている”ことには変わりはない、ということです。
 
ただ、自己肯定感が低く(高い人は他人の足をひっぱることにエネルギーを割く理由はありません)、また他人の自由意志を阻害したり、足をひっぱったりしてはいけないと教わる機会がなかったのでしょう。同じ環境にいたら誰でもそうなる可能性はあります。
 
じゃあそういう人に何も言わない方がよいかといえば、そうとも限りません。他人の足をひっぱることで相対的に自分の価値を高めようとしても、自己肯定感が高まることはないためです。自己肯定感とはいわば自己の存在に対する絶対的な(確固たる)肯定感だからです。
 
他人のあら探しをして、クレームをつけることで、その人の自己肯定感は高まることはありません。逆説的ですが、そういう人は自分が本当にやりたいことをやっているわけではないとどこかでは(無意識レベルでは)わかっています。
 
仮に、自分も本当はそういう活動をしたいと思っているならば、自分自身でできることをできる範囲でやることが自己肯定感につながります。それは自分が本当に望む人生を叶えてあげているからです。他方で、ボランティアをしていて、そういうクレーマーに何かを言われたときは、そういう人なんだなと理解しておくことで、本当は自分が悪いんだろうかとか不要な自責の念にかられずにすみます。
 
誰かれとかまわずにクレームをつける人は、世界が問題だらけだと思っているわけですが、実はその人自身の問題なのです。きちんと現地のニーズにあった活動をしているならば、そうしたクレームに惑わされずに、自分が信じた道を進めばよいのです。
 
これは誰の意見にも耳を傾けない、ということではもちろんありません。本当に妥当な意見をいってくれるひとは、さらっといいます。押し付けません。なぜなら、私はこう思うけど、あなたがしないなら、自分はこうしてみます、といってその人がそれを実践すればすむだけのことだからです。
 
そうした意見はどんどん取り入れていくことで、よりよい実践活動にしていくことはすばらしいことです。聞くべき人の意見に耳を傾けることと、クレーマーに振り回される事はまったく違う事です。その似て非なるものを見極める際に、執拗か、さらっとしているかはとても役立つ「視点」になるのです。

西條 剛央 @saijotakeo      
https://twitter.com/saijotakeo


【嫌な人や苦手な人がいる時に聞く話~爆破による浄化法 やり方~】|ありがとう仙人さんのブログより 

【クレーマーは会社に有益な情報を提供したり会社の進むべき道標を示してくれることはありません。】

駅や病院・役所・お店などで暴力ふるう奴、カスハラ、パワハラする奴ども!【暴力、暴言は悪いこと。大の大人に言うことじゃねえよな。】

【おまえのところにクマを送るから住所を送ってくれ】~「最高の上司」佐竹 敬久 秋田県知事! クマ駆除へのカスハラ電話に対する“容赦なき姿勢”に称賛の声!!

【悪質なクレーマーは業界団体で情報共有して出禁、サービスの提供停止でいいでしょう。】~金友 隆幸 日本国民党 情報宣伝局長のツイート

【お客様は何様?~カスタマーハラスメント】

【日本のどこかにいるあなたへ】~mrock722139さんのツイート 

【電車で席を奪い取ろうとする老人に対し、若者が放った言葉が突き刺さる!】

へずまりゅう 奈良市議会の豚汁の炊き出しボランティアに文句ばかり言っていた有象無象どもについて
 

[資料室4]【金融詐欺の一種「ポンジ・スキーム」とは等】
[資料室6]【水害直後 弁護士からの10か条】
~今田弁護士(広島県)

☆【トライムボランティア連合活動日誌(ブログ)】☆

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930
QRコード
携帯用QRコード